アムジスト雑記

Home > スポンサー広告 > スポンサーサイトHome > 雑記 > CD感想:DIAURA「RUIN」

 

スポンサーサイト

スポンサー広告 --.--.-- --

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 

CD感想:DIAURA「RUIN」

雑記 2016.03.17 Thu

DIAURA「RUIN」

1.RUIN
2.桜サクラメント
3.from under

2015年にリリースされたDIAURAのシングル作品である。2015年はその末に発売が予定されていた初のベストアルバム「INCOMPLETE」にバンド全体が注力していた寡作の年であるため、「INCOMPLETE」以外では本作「RUIN」が唯一発表された音源となっている。寡作ゆえに力が集中した結果か、「INCOMPLETE」と同様に「RUIN」も、このバンドの過去の作品と比較してみても、高位に位置するであろう出来となっている。

一曲目の「RUIN」は“破滅から始めよう”というキャッチコピーに違わず終末感を演出した楽曲。非常に気に入った楽曲だが特に気に入っている点としてはまず、「イントロで鳴り響く不協和音的な印象を受ける音色」であろうか。世界の終末、そのはじまりにはトランペットの音色が響き渡り、人はそれによって終末の始まりを知る…というのはあまりにも有名な教義のひとつだが、感覚としてはまさにそれに近いものがあった。この音色によって、ユーザーにこの「RUIN」という世界観のはじまりが告げられる、わけである…。最も気に入っている部分は「壊して この手のひらの希望を引き換えに捧げるから」のコーラス部分である。このバンドのボーカルであるyo-kaはそのハイトーンの声質と歌唱力に定評がある人物であり、こちらは難しく考える必要もなく、単純に「よかった」。

この歌詞については作詞者曰く「自爆テロ」を題材としているということであるが、先述のコーラス部分や「無実の瞳を赤い血で染めてそれさえ犠牲に差し出した」「明日を乞うより尊いものはこの瞬間だけで」といった歌詞を見るとなるほどとその意味が明瞭に理解できる。DIAURAが特色としている、このような社会問題や哲学的事象に踏み込んだ歌詞世界はもともとわたしの好みとするところであるのだが、この作品については“破滅から始めよう”というキャッチコピーと自爆テロを描いた歌詞世界の繋がりが深く、巧みであり、特に気に入っている。

二曲目の「桜サクラメント」は一曲目とは打って変わってのバラード調の楽曲であり、こちらもお気に入り。yo-kaの並外れた歌唱力が光る作品であり、特に後半の間奏からの最後のコーラスに繋がる流れはただただ「美しく」、はじめての視聴の段階から心を動かされた。ドラマティックな曲構成を支えるシンセサイザーなどの用い方が目立つ作品である。

二曲続けて素晴らしい体験が可能な本作であるが、おしむらくは三曲目に収録されている楽曲である「from under」である。この楽曲についてもその内容は良いものではあり、十分気に入ったものではあったのだが、ここまでの「RUIN」「桜サクラメント」の二曲ほどには圧倒的ではなく、聴いていて、やや見劣りする感が拭えなかった。

「RUIN」「桜サクラメント」にやや「from under」が押されている印象はあるものの、全体に高品質であることには疑いの余地がなく、非常に良いシングル作品である、というのが全体の感想である。
 
 

Comments

name
comment
comment form
(編集・削除用) :
管理者にだけ表示を許可
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。