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ゲーム紹介・レビュー オプーナ

雑記 2015.05.10 Sun

オプーナ

Wii コーエー 2007

2007年にコーエーが発売したRPG。コーエーからファイナルファンタジー、ドラゴンクエストを超えるRPGを発売したいという同社の取締役名誉会長襟川恵子の発言、それを踏まえた「超大作路線」としての意欲的なマーティング、その後売上の記録的大敗北といった経緯から、本編の内容とは別に高い知名度を誇る作品であろう。

物語は主人公「オプーナ」が家族との旅行の最中に発生した事故により、「ランドロール星」という惑星に不時着するところからはじまる。この事故によってオプーナの両親は大怪我を負い、兄弟姉妹ともはなれ離れになってしまう。このように課せられた過酷な運命にたちむかい、最終的にはランドロール星に潜む悪を討ち果たすことになる少年オプーナの成長…というのがこの作品のメインテーマである。キャッチコピーの「もう少し、子供のままでいいですか?」などは、試練に直面し成熟した段階への「成長」が半ば必然的に要求される状況となったオプーナ少年の表現としてじつに的確なものであるといえるだろう。

制作発表会で本作の音楽を手がけた崎元仁、ドラゴンクエストの生みの親である堀井雄二によってなされた「子どもたちの思い出に残るRPGにしたい」という宣言にもあるようにこのおおまかなプロットは、メインのユーザー層に据えた子どもたちへ向けた物語の手法としては非常に効果的なものであっただろう。

ここまで述べたようなテーマの設定やシナリオの流れについてこの作品に非はなかったと思う。この作品がその大敗を記録に残すことになった原因は単純な話「キャラクター、世界観の魅力」にあったのではないか?というのが筆者の考えである。

魅力、というような主観的かつ曖昧な概念を文章に表すのは困難なことではあるので詳細に述べることはしないが、この作品のキャラクターや世界観は非常に「薄味」で、少なくともこの領域においてはこの作品が打倒を目指した「ファイナルファンタジー」や「ドラゴンクエスト」のようなタイトルにはとうてい並ぶべくもない…といった印象を受けた。この二作のような超大作路線を歩みたいのであれば、このようなキャラクターの作りこみや世界観の設定などがむしろ重視されるべきで、この領域において弱点を持つというのはRPGとしては致命的だったのではないだろうか。この「オプーナの急所」がそのまま売上にも反映されてしまったのではないか?と考えている。

システム面については片手だけで簡単にプレイできるエナジーボンボンによる戦闘システム…といった試みがなされており、実際に完成度は高いのだがやはり「普通」の域を超えるものではないため、前述した致命的な弱点を勘案すると、どうしても作品全体としては低めの評価になってしまう。

ここまでオプーナの問題点について述べたが、その部分を除けば作品としては丁寧に作りこまれており、オーソドックスなRPGとしては十分高い次元に達している作品だと思う。ただ一点、ユーザーを引き込む魅力というものが欠如しており、それが致命傷となってしまったという点では非常に残念な作品である。
 
 

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