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ゲーム紹介・レビュー 遊戯王デュエルモンスターズGX スピリットサモナー

雑記 2015.04.12 Sun

遊戯王デュエルモンスターズGX スピリットサモナー

ニンテンドーDS コナミ 2006

2006年にニンテンドーDSにてコナミが発売した、人気カードゲーム「遊戯王」の電子作品。遊戯王の電子作品は純粋に遊戯王オフィシャルカードゲームの対戦ツールとしての位置づけを持つものと、アニメ版遊戯王のキャラクターなどを登場させたシナリオモードといった、RPG的な要素を持つ作品とのふたつの潮流が存在しており、このスピリットサモナーは後者に位置するものである。スピリットサモナーと同様の流れをくむ作品にはアニメに登場するキャラクターとタッグを組み、戦いを進めていくというタッグフォースシリーズなどが存在しており、前者は遊戯王オフィシャルカードゲームの世界大会、ゲーム部門などで使用されるワールドチャンピオンシップシリーズなどがかつて一年に一本というペースでリリースされていた。

シナリオの設定などは当時放映されていた遊戯王の販売促進アニメである遊戯王GXに依存しており、主人公は作中に登場するデュエリストの養成機関であるデュエルアカデミアに、新入生として飛び込んでいくことになる。

物語は基本的に、主人公のレベルが一定の数値に達するとイベントが発生、クリアすれば再び次のイベントが起こるレベル帯が設定される…と主人公のレベルによって進行していく。主人公が入学するデュエルアカデミアにはそこかしこに生徒(=デュエリスト)が徘徊しており、彼らと戦って勝利することで主人公に経験値が加算される仕組みである。個々の生徒のデッキの強力さにはかなりのバラつきがあり、ゲーム開始時点で主人公が所有するデッキでは到底歯がたたないような相手も多い。デュエリストに勝利することで手に入るお金を使ってパックを購入し、デッキを強化していくことで、シナリオ上の関門やこのような相手の打倒を目指していくこととなる。

このように本作スピリットサモナーの進行は非常にオーソドックスなRPGに近いもので、限られた資金や所有カードを駆使してデッキを構築し、強力なデュエリストを打倒するする楽しみは、はじめから対戦ツールとして設計されており、はじめからすべてのカード、理想のデッキを使用できてしまう他のシリーズでは味わえないものだといえるだろう。

反面、この作品の代表的な問題点もこのレベルシステムに内包されている。先述したようにスピリットサモナーではデュエリストから得た経験値によって主人公のレベルが一定に達することではじめてイベントが進行するのだが、そのデュエリストから得られる経験値が異常なまでに少ない設定となっている。そのためひとつのイベントをこなしてから次のイベントが発生するまでの時間がプレイ時間にして数時間以上となることが当たり前のようになってしまっており、極めてテンポが悪いと言わざるを得ない。ゲーム中に登場するマップが孤島に位置するデュエルアカデミア…という箱庭空間であることもこのテンポの悪さ、次のイベントまでのレベル上げの単調さ…という致命的な欠点に拍車をかけている。

テンポの悪さという欠点はシナリオだけではなく、本作スピリットサモナーの目玉の一つとして挙げられていた「カードの精霊」要素にも及んでいる。原作のアニメ版遊戯王、遊戯王GXでは主人公である遊城十代のかたわらに寄り添うカードの精霊としてハネクリボーというキャラクターが存在する。本作はこの遊城十代の姿に倣ってゲームの主人公もカードの精霊を従えることが可能となっており、カードの精霊を従える条件はアカデミアのどこかに現れる精霊とデュエルを行い、勝利することである。

ここまでは通常のありふれた条件なのだが、問題点であるのは精霊が仲間になるかならないかが完全な運否天賦であり、しかもその確率が非常に低いという設定にある。精霊との対戦にこぎつけるまでにも運がからむにもかかわらず、十数回戦っても仲間にならないといった状況に陥りやすく、極めて作業的なゲームプレイとなりがちである。スピリットサモナーでは複数回デュエリストと戦うことでそのデュエリストの友人となることができるという要素も存在しているが、その場合でも上記の「確率が低すぎる」問題が発生しやすい。

ここまで述べたように本作スピリットサモナーの問題点は低すぎる確率、低すぎる経験値…といった数値的なバランスの悪さに尽きる。ニンテンドーDSでありながら3Dポリゴンを使用した戦闘表現に挑戦する、主人公の姿を自由に変更できるキャラメイク要素の投入、遊戯王のゲームとしてはじめてWi-Fiコネクションを利用したネット対戦を実装するなど目新しい要素に多く挑戦した作品であるだけにこのようなバランスの悪さはじつに惜しい。(とはいえ、このような劣悪なバランス調整はシナリオモードだけの存在であり、ネット対戦などではほとんど関係がない)

余談ではあるが遊戯王のゲーム作品にはここでしか手に入らない実際のカードが付属するのが半ば伝統となっており、付属したカードによっては複数買いを行う者が現れたりと異常な活況を呈すことがあるが、本作に付属したカードはさして強力なものではなかったのでこのような熱狂が起こることはなかった。
 
 

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