アムジスト雑記

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CD感想:the GazettE「SHIVER」

the GazettE「SHIVER」

1.SHIVER
2.HESITATING MEANS DEATH
3.奈落

the GazettEの十六枚目のシングル。一曲目に非常にキャッチーで聴きやすい楽曲であるSHIVERを据えたうえで、二曲目には激しく重い「HESITATING MEANS DEATH」を配置、三曲目を静かながら劇的に歌い上げる「奈落」で締めくくる…という王道的な構成が取られている。白眉となるのはなんといっても、三曲目の「奈落」であろう。この楽曲は現在アルバムなどに収録されたことなく、聴くことが出来るのはこのシングルのみ、さらには「初回限定盤」「通常盤」の後者だけに収録のボーナストラック…と、このバンドの全楽曲の中でもあまり光の当たらない位置づけを与えられているものの、楽曲としてはこのような位置づけであるのが信じられない完成度を持っていると感じた。

このthe GazettEというバンドのボーカルであるRUKIは、本来声を響かせることが難しいはずの「低音部分」において強烈な歌唱を行うことが出来るという、明確な特徴を持ったボーカリストであるが、そのような歌唱の個性はやはり、比較的にゆっくりとした展開で、劇的に歌い上げるという楽曲でこそ真価を発揮するものであろう。このバンドの中でも評価の高い作品が「PLEDGE」「Casiss」 「紅蓮」、古くは「東京心中」「花言葉」など、この要素を持つものが多いのは周知のとおりだが、「奈落」はそれらの作品に比肩しうる力を持つのでは?と、あくまで主観の世界ではあるが、筆者は考えている。

また、このシングル作品はその曲順においても特筆すべきものがあり、一曲目の「SHIVER」から軽快に開始し、二曲目の「HESITATING MEANS DEATH」で激しくなった流れが、三曲目の「奈落」で一挙に鎮まるという、まさに奈落へと落ちていくようなアップダウンが体験できるという、曲順の妙を感じさせてくれる作りとなっているのである。

ここでは「奈落」を中心に述べたが「SHIVER」「HESITATING MEANS DEATH」も極めて質の高い楽曲であり、このバンドのシングルの中でも、第一等に位置する作品であるのは間違いないであろう。
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