アムジスト雑記

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零~濡鴉ノ巫女~ 台詞集 序 水籠~ミコモリ~

序 水籠~ミコモリ~

~神隠し~

前触れもなく、人が忽然と姿を消す。
手がかりは無く、失踪者の行方を知ることはできない。

神隠しに遭った少女、深羽(みう)。
彼女が目覚めたのは、半ば水没した、
古い建物の中だった。

・・・

水没した小部屋。
倒れている一人の女性。


雛咲深羽:
ここは…


あたりには倒れた無数の女性たち。
起きあがり、深羽に襲いかかってくる。


雛咲深羽:
どこか、出口は…

…出口を探さないと

・・・

小部屋から逃げ出した深羽。
廊下の先から漏れ出る光。

廊下を進む深羽。
背後からの物音。


雛咲深羽:
追ってきてる…

逃げないと…


追われるように、祭壇にたどりついた深羽。
部屋中央に据え付けられた、井戸のような場所からあらわれる長い髪の女性。
動かなくなる足。
深羽に伸びる女性の手。

・・・

ナレーション:
雛咲深羽は消えた

その声は山頂の柱に封じられ、
誰一人として聞くものはなかった…

この物語は、ひとつの山を舞台に

夕莉、蓮、そして深羽、

三人の男女によって織り成される

怪異幻想譚である
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零~濡鴉ノ巫女~ 台詞集 一ノ雫 残影~ザンエイ~

一ノ雫 残影~ザンエイ~

~影見~

「日上山(ひかみやま)」と呼ばれる
霊山の近くにのみ伝わる特殊な力。

「影見(かげみ)」の力を持つ者は、
神隠しされた人や物の「影」を追うことができた。

その日、不来方夕莉(こずかたゆうり)は、
居候先の主人であり、影見の力を持つ女性、
黒澤密花(くろさわひそか)と共に、
日上山にある廃旅館を訪れていた。

夕莉に影見の力を感じた密花は、
その力の使い方を教えようと、
影見の仕事に連れ出したのだった…

・・・

どこかの海辺の崖。水平線には夕日。
崖に立つ女性。


不来方夕莉:
死ぬのが怖くなると思っていた

涙も流れない

ひとり

終わるときはひとりなんだ

ひとりで 終わる


崖から飛び降りていく女性。
暗転。

・・・

黒澤密花:
夕莉

探し物は 多分ここよ


日上山の廃旅館。
訪れた黒澤密花と不来方夕莉。


黒澤密花:
ここから先はあなたがやってみて

これを渡すわ


手渡される「射影機」。


黒澤密花:
このカメラは 見えないものを写しだす射影機

失くしたものを探す手がかりを見つけられる

これがあなたの初めての仕事

あなたならできる

・・・

黒澤密花:
少し練習しておきましょう

扱いは普通のカメラと同じ

構えて、何か撮影してみて


・・・

射影機の動作を確認する夕莉に話しかけてくる密花。


黒澤密花:
射影機が写しだすものは、
「隠世」つまり隠された世界。

それは、常世…
死後の世界に近いもの。

見えてしまったものに、
あまり深く関わらないこと。

気をつけないと、
「隠世」に引き込まれてしまう。

このあたりも変わってしまったようね

・・・

廃旅館に踏み込んでいく夕莉たち。
密花から一枚の写真が手渡される。


黒澤密花:
これを持って

これが、今回の寄香…
あなたが探すものの「手がかり」

焦らないで、慎重に行きましょう。
さあ、中に入って。

その写真は「弔写真」…
死者を弔うために撮られた写真ね

蓮からの依頼なの

その写真はここで発見されたものらしくて…
他にもないか調べて欲しいそうよ

・・・

廃旅館の一室。異様な気配を感じる夕莉。
人影。


不来方夕莉:
密花さん!


振り返ると既に密花が立っている。
密花の背後にも人影。動じていない様子の密花。

・・・


黒澤密花:
…夕莉、待って

気配を感じるわ…

それは寄香が見せる
過去の影…「残影」…

残影は、目的のものへの手がかりになる

…影を追いましょう

・・・

夕莉のモノローグ:
今のは過去の影…だろうか

・・・

「残影」を追い、奥まった部屋へとたどり着いた夕莉たち。


黒澤密花:
この部屋かしら

鍵が必要ね

射影機を使ってみましょう


射影機に映り込むどこかの部屋。


夕莉のモノローグ:
どこかの部屋の押入れの中が光っている。
箪笥の上に人形が置いてある部屋…

ここに鍵があるのだろうか?

黒澤密花:
夕莉。一人で探してみて。
私はここで待っているわ。


鍵を発見する夕莉。


夕莉のモノローグ:
この鍵で、さっきの扉が開けられるかもしれない。
密花さんのもとへ戻ろう。

・・・

解錠される扉。


黒澤密花:
この部屋にあるようね…
探してみましょう

・・・

黒澤密花:
夕莉。射影機で探してみて

「隠されて」、見えなくなっているのかもしれない

・・・

黒澤密花:
待って夕莉
そこに何かあるわ…


古びたアルバムのようなもの。拾い上げる密花。


黒澤密花:
これが依頼の物のようね

夜になる前に帰りましょう

ここは あんまりいい場所じゃない

・・・

道すがら、夕莉に語りかける密花。


黒澤密花:
今回のような「物探し」は簡単だけど、
「人探し」は難しいわ。

「影見」はその名の通り、
対象の「影」を見てしまう

神隠しに遭った人の影は…
追わない方がいい

見てはいけないものを
見てしまうこともある…


旅館の一室。夕莉の前に再び現れる人影。
先にいってしまっている密花。

夕莉に人影、もとい怨霊が襲いかかってくる。
反射的に切られる射影機のシャッター。


不来方夕莉:
撮影された霊がひるんだ…

…射影機を使えば、霊を追い払えるかもしれない…


射影機の力により祓われる霊。
密花が駆けつけてくる。


黒澤密花:
ごめんなさい

やっぱり私一人でやるべきだった

・・・

夕日の崖。夕莉が立っている。


不来方夕莉:
わたしはひとりだ


暗転。

・・・

なにかの儀式が行われている。
少年と、白い髪の少女。

儀式が進む。少女へと伸びる少年の手。
井戸のような場所に沈められていく少女。

目覚める蓮。


放生蓮:
また…この夢か…


目覚めた蓮に声をかける助手。


鏡宮累:
あの 先生

先ほど黒澤さんがいらっしゃって…

放生蓮:
ああ…密花が来たのか…

鏡宮累:
…見つかったそうです

放生蓮:
本当か!?

鏡宮累:
受け取っておきました

蓮に差し出される、古びたアルバム。


暗転。


ナレーション:
密花から「影見」を教わった夕莉は、
日上山の廃旅館から、
放生蓮(ほうじょうれん)の依頼品である
「弔写真」を持ち帰った。

その蓮は、ひとつの悪夢に悩まされていた。

幼い頃、自らの手でひとりの少女を手にかけた…

それはただの夢なのか?
それとも自分自身の体験だったのか?

真実はまだ闇の中であった。
 
 

零~濡鴉ノ巫女~ 台詞集 二ノ雫 日上山~ヒカミヤマ~

二ノ雫 日上山~ヒカミヤマ~

ナレーション:
廃旅館での影見の数日後。

密花はどこかへ出かけたまま、戻らなくなっていた。

心配する夕莉だったが、手掛かりもなく、
ただ、待つことしかできなかった。

そんな時、「密花に人探しを依頼した」と言う少女、
氷見野冬陽(ひみのふゆひ)が骨董屋を訪れる…

・・・

店の番をしている夕莉。
扉が開く。夕莉に声をかける女性。


氷見野冬陽:
あの…

黒澤 密花さんは…

いらっしゃいますか?

不来方夕莉:
あ…すみません 今 留守にしています

氷見野冬陽:
依頼をした氷見野です

人探しだから受けるかどうか ということでしたけど…

いつになるのかと思って…

不来方夕莉:
人探し…?

氷見野冬陽:
山に行ったかもしれないんです

…日上山…

不来方夕莉:
日上山…

・・・

氷見野冬陽:
山の近くで

春河を見た人がいて…


氷見野冬陽:
自殺の名所…ですよね…

春河がそんなところに行くはず 無いんです

…私に何も言わずに…

不来方夕莉:
すみません 黒澤が戻り次第…

氷見野冬陽:
いえ 遅くなるなら結構です

…自分で確かめます


出て行ってしまう冬陽。


不来方夕莉:
あ…

・・・

一人残される夕莉。

夕莉のモノローグ:
「人探し」の依頼…?

密花さんはここ数日戻っていない。
「人探し」の依頼と関係があるのだろうか…

二階にある密花さんの部屋を調べれば、
何か分かるかもしれない。

・・・

夕莉のモノローグ:
本棚に「日上山」の文字が書かれた本を見つけた。
比較的新しいもので、心霊スポットとしての日上山の
噂や伝承について書かれたもののようだ。

「日上山と自殺の伝承」を入手。


夕莉のモノローグ:
本棚に「日上山」の文字が書かれた本を見つけた。

「死の山 日上山」を入手。


密花の部屋の扉を開く夕莉。


夕莉のモノローグ:
密花さんの部屋…

密花さんの趣味で、ここは畳の部屋になっている。


夕莉のモノローグ:
机の上に、「失せ物探し」と書かれた、
紐綴じのファイルが置いてある。

密花さんが控えている、影見の記録のようだ。

「失せ物探しの依頼書」を入手。
「影見覚書」を入手。


夕莉のモノローグ:
机に開かれた封書が出しっぱなしになっている。
差出人は「氷見野冬陽」…

これが「人探し」の依頼なのだろうか。

密花さんと、氷見野さんの行方の手がかりに
なるかもしれない。

「氷見野冬陽の手紙」を入手。

夕莉のモノローグ:
手紙と一緒に写真が入れられていた。

大人しそうな氷見野さんと、もう一人、
仲が良さそうな女性の姿が写っている…

・・・

不来方夕莉:
密花さん…

この人を探して…
日上山に…

・・・

氷見野冬陽を追い、日上山の麓に立った夕莉。
すでに夜。雨が降っている。


夕莉のモノローグ:
日上山…

自殺の名所だという…

氷見野さんは きっと この山にいる…

・・・

夕莉のモノローグ:
日上山…
氷見野さんはここに来ているはず…

氷見野冬陽さん…
この写真を寄香に、「影見」ができるだろうか…


冬陽の残影を追う夕莉。


夕莉のモノローグ:
地面に何か落ちている…

日上山の観光パンフレットだ。
氷見野さんが持ってきたものだろうか…

日上山の地図が掲載されている。

「日上山のパンフレット」を入手。


夕莉のモノローグ:
これがあれば、日上山の地名や道がわかりそうだ。

この道は「楔ヶ淵」から「不知ノ森」へ続いている。
はやく氷見野さんを追わなければ…


楔ヶ淵に辿り着く夕莉。


夕莉のモノローグ:
淵の奥で何かが光っている…

密花さんの射影機… どうしてここに…

・・・

夕莉のモノローグ:
射影機は上流から流れてきたのだろうか。
密花さんも日上山のどこかにいる…

…まず、氷見野さんを捜そう。
まだ、山奥までは行っていないはずだ…

・・・

夕莉のモノローグ:
ここで氷見野さんの気配が途切れている…

枯葉の積もった地面に、ノートの一部のような紙が落ちていた。
氷見野さんのものだろうか。

「冬陽の残したメモ」を入手。

夕莉のモノローグ:
氷見野さんはここにいたようだ…

このメモを寄香にすれば、後を追えるかもしれない。


夕莉のモノローグ:
床にノートの一部のような紙片が落ちている。
氷見野さんが書いたもののようだ。

「冬陽の残したメモ 二」を入手。

夕莉のモノローグ:
川沿いに道があり、水面の高さまで
降りることができるようだ。

・・・

氷見野冬陽に追いついた夕莉。

不来方夕莉:
氷見野さん…?

氷見野さん!

氷見野冬陽:
…春河は この山にいるんです…

不来方夕莉:
…見たんですか?

氷見野冬陽:
でも…いるんです…

早く探さないと…


構わず先に進もうとする冬陽。押しとどめようとする夕莉の手が肩にかかる。
夕莉に流れ込んでくる過去の映像。

五人の少女が手をつなぎながら池の中へと進んでいく。


百々瀬春河:
どうしてかな…

わたしたちだけ生き残っちゃった…

みんなで死のうね って約束したのに

この続き

いつにしようか…


途切れる映像。


不来方夕莉:
…春河さんは…私が探します

一緒に帰りましょう…


うなづき夕莉に従う冬陽。
有利の背後の冬陽がつぶやく。


氷見野冬陽:
まさか
一人で死ぬなんて…


夕莉のモノローグ:
地面に紙片が落ちている。
何か文字が書かれているようだ…

「遺書のような紙片」を入手。


夕莉たちを襲う日上山の怨霊。
怨霊を制する夕莉。しかし冬陽がいなくなっている。


不来方夕莉:
氷見野さん!

・・・

神社。固く閉ざされた部屋の前。
立っている冬陽を発見する夕莉。


不来方夕莉:
氷見野さん…

氷見野冬陽:
春河は…ここにいるんです…

夕莉のモノローグ:
氷見野さんを連れて山を降りなければ…

・・・

夕莉のモノローグ:
川辺で何かが光を反射している…


夕莉に流れ込む映像。
密花がおびえた様子で射影機を構えている。あたりは一面の水。

水の中から伸びる手。
引きこまれていく密花。密花から離れた射影機が流されていく…

映像途切れる。
我に返る夕莉。冬陽がいなくなっている。


不来方夕莉:
…氷見野さん?

・・・

夕莉のモノローグ:
これは、密花さんがいつも身につけていた…

上流から流されてきたのだろうか。
射影機と同じように…

「密花の蜻蛉玉」を入手。

夕莉のモノローグ:
氷見野さんがいない…

…探さなきゃ…

・・・

開けた場所に出た夕莉。少し離れた樹の下に立っている冬陽を見つける。
うつろな表情。右の手には小刀が握られている。

氷見野冬陽:
なかよくあそんだ

さくらのはなも

不来方夕莉:
氷見野さん?

氷見野冬陽:
さいていた

いつまでも わすれない


右手が少しずつ持ち上げられていく。
冬陽の首筋に当てられる刃。

氷見野冬陽:
いつまでも わすれない


首筋から吹き出る赤い液体。
目をそらす夕莉。

顔をあげた夕莉の前から冬陽は消えている。
代わりに背後に立つ、怨霊と化した冬陽。

怨霊となった冬陽を退けた夕莉。
倒れる冬陽。

不来方夕莉:
氷見野…さん…

氷見野さん…


過去の映像が流れ込んでくる。
春河を探してこの場所に辿り着いた冬陽。小刀を見つける。

小刀から離れなくなる手。少しずつ首筋に刃が近づいていく。
抵抗する冬陽。刃に食い込んだ指からは血が噴き出る。

冬陽の目に映る人影。


氷見野冬陽:
春河…!


滴り落ちる鮮血。途切れる映像。

・・・

我に返る夕莉。
巫女のような姿をした怨霊が近づいてくる。


看取りの巫女:
もう 山から出ることはできない

ここで融けるのです

・・・

消える巫女。再び静寂に包まれる山中。


夕莉のモノローグ:
今の巫女は…

氷見野さんは「隠世」に引き込まれて、
自分で首を…


これ以上、この山にいるのは危険だ。
一度山を降りて、家に戻ろう。

・・・

暗転。


ナレーション:
密花に人探しを依頼した少女、
氷見野冬陽は、自ら命を絶った。

夕莉が見た彼女の死の間際の光景。
そこには、冬陽と同じ方法で命を絶つ女と、
雨に濡れた巫女の姿があった。

夕莉は、山で見つけた射影機と、
密化が身につけていた蜻蛉玉を手に、
一人、骨董屋に戻るしかなかった。
 
 

零~濡鴉ノ巫女~ 台詞集 三ノ雫 弔写真~トムライシャシン~

三ノ雫 弔写真~トムライシャシン~

ナレーション:
作家、放生蓮(ほうじょうれん)は、
祭りの夜に少女を殺したという記憶に苛まれていた。

密花に「影見」を依頼した蓮は、
弔写真を収めた写真帖を受け取る。
そこには、夢と同じ祭りの光景が収められていた。

蓮は更なる情報を手に入れるため、
助手の鏡宮累(かがみやるい)を連れ、
自ら、写真が発見された廃旅館へと足を運ぶ。

・・・

放生邸。
写真帖を確認している蓮と、その様子を見ている累。女性が写された一枚の写真が剥がれ落ちる。

瞬間、歪む写真の顔。


女の声:
一緒に終わってくれますか?


写真を拾い上げる蓮。


鏡宮累:
キレイだけど…

何だか悲しそうな人ですね

放生蓮:
ああ


食い入るように写真を見つめる蓮。


鏡宮累:
こういうタイプの女の人

苦手じゃなかったんですか?

放生蓮:
…ああ

他にもこの民俗学者が調べたものがあるかもな

鏡宮累:
また黒澤さんに依頼しますか?

放生蓮:
その場所へ行こう

すぐに確かめたい

鏡宮累:
こんな時間からですか?

放生蓮:
場所は聞いてある

鏡宮累:
なら…

射影機を持っていきますか?

まだ使ったことはありませんけど、
試してみるチャンスかもしれません

あそこは良くない場所だと
聞いていますから…

放生蓮:
ああ


準備のため、蓮の書斎から出て行く累。


蓮のモノローグ:
「射影機」は机の上に置いてある。
密花に鑑定を依頼して、送り返されてきたままだ。

「影見の報告書」も持って行ったほうがいいだろう。
何かの役に立つかもしれない。

ソファに置きっぱなしだと…累がうるさい。

・・・

蓮のモノローグ:
机の上に古いカメラが置いてある。

「複眼射影機」を入手。

蓮のモノローグ:
机の上に書きかけの原稿が置いてある。

まだ書き始めたばかりで、本題に入っていない。
もう少し資料を集め、主題をはっきりさせた方が良いだろう。

「書きかけの原稿」を入手。

蓮のモノローグ:
この射影機の鑑定を頼んだ時の返事がある。
扱いには気をつけるよう念を押されたが…

「密花からの手紙」を入手。

蓮のモノローグ:
「影見の報告書」はソファに置きっぱなしだ。
念のため持って行った方がいいだろう。

・・・

蓮のモノローグ:
何かの手がかりになるかもしれない。
一応持っていこう。

「影見の報告書」を入手。

蓮のモノローグ:
夕莉が書いたらしい報告書だ。
この写真帖を見つけた場所などが書かれている。

日上山について取り寄せた本はどこに置いたか…

累が片付けてしまったのだろうか。
本棚に入っているかもしれない。

・・・

蓮のモノローグ:
日上山について取り寄せた資料に入っていたものだ。

この手の都市伝説があまり今回のことに
関係があるとも思えないが…

「巫女殺しの伝説」を入手。

蓮のモノローグ:
これは…累の手帳の一部のようだ。
本を片付ける時に紛れ込んだものだろうか。

読むのは気がひけるが…

「累の手帳 一」を入手。


書斎の外から累の声が聞こえてくる。


累の声:
そろそろ日が暮れ始めます
急がないと

放生蓮:
ああ
…行くか

・・・

日上山への道すがら、累が蓮に語りかけてくる。


鏡宮累:
日上山には 夕暮れ時に入ってはならないという噂があるんです

逢魔ヶ時に山に入ると

山は別の姿…本当の姿を見せる…

入るのは自殺しようとする人だけですよ

・・・

廃旅館に到着した蓮と累。
すでにあたりは暗くなっている。


鏡宮累:
アルバムが見つかったのは、
あの旅館のようですね

先生、その射影機、本当に使えるんですか?

一度、試しておいたほうが
いいと思います

放生蓮:
ああ


累を被写体に、射影機は問題なく動作する。


鏡宮累:
綺麗に取れました?

放生蓮:
…モデル通り、だな

鏡宮累:
…どっちなんです?

放生蓮:
さあな

・・・

日が落ち、闇に包まれた廃旅館の内部。
懐中電灯を手に進んでいく蓮。

廃旅館の過去を語る累。


鏡宮累:
この旅館の旧舘… 奥にある古い建物は、

以前は、山を祀る
お寺か神社の一部だったと言われています

旅館になったあと、
経営者の一家が住んでいたようですが…


累の解説をよそに、ただならぬ気配を感じる蓮。


放生蓮:
射影機が反応している…

射影機は「ありえないもの」を見せると言う…

これが、密花の言う「影見」の力なのだろうか…


累の解説は続いている。


鏡宮累
日上山全域で大きな地すべりがあり、
土砂崩れで埋まってしまったそうです

先生が依頼したアルバムが見つかったのは、
旧舘の建物みたいですね

放生蓮:
ああ
そうらしい

・・・

密花が写真帖を発見した地点へと近づいていく蓮。


鏡宮累:
このあたりのようですね…

密花さんがアルバムを見つけたのは、この部屋でしょうか

放生蓮:
ああ
そう聞いている

・・・

蓮のモノローグ:
射影機が反応している…

射影機を通して見れば、何かが見えるかもしれない。

・・・

蓮のモノローグ:
射影機が反応した場所に、
ボロボロの古いノートが現れた…

暗闇の中に、文字が書かれたノートが落ちていた。
ここに住んでいた人のものだろうか。

「黒く汚れたノート 一」を入手。

蓮のモノローグ:
射影機がノートに反応している。

このノートを寄香として「影見」を行えば、
あの写真について何か分かるかもしれない。

・・・

男の声:
燃やさなければ…
あの写真のせいで… 見える

・・・

鏡宮累:
土砂崩れの後、旅館の主人は、
この建物の3階に移り住んだ、という噂もあります

そこで焼身自殺をしたとか、
湖へ飛び降りたとか…

放生蓮:
よくある話だ…

鏡宮累:
…そうですね

それ以来、3階のベランダを見あげると、
誰かが見下ろしている…という噂が…

放生蓮:
…累

鏡宮累:
…すみません

・・・・

蓮のモノローグ:
鍵がかかっていて開かない…

射影機が扉に反応している…

・・・

蓮のモノローグ:
写真に何か写り込んだ…

配管用の扉が開いているように見える…

写真に写り込んだ場所に、扉の鍵があるのだろうか…

・・・

蓮のモノローグ:
配管用の扉を開けようとしたが、開かない。
何か強い力で押さえられているようだ…

射影機が反応している…

・・・

蓮のモノローグ:
配管用の扉が開いた…

パイプが並んだ穴の中に何かあるようだ…


鍵を発見し、閉ざされた扉へと向かう蓮と累を襲う怨霊。
窓ガラスが砕け、あたりに飛散する。


蓮のモノローグ:
霊の消えた場所に何か落ちている…

汚れたノートが残されていた。
この旅館の主人…おそらく主人のものだろう。

「黒く汚れたノート 三」を入手。

蓮のモノローグ:
今の男が…このノートの主だったのだろうか。

…上の階に行けば、何かわかるかもしれない。

放生蓮:
累、大丈夫か?

鏡宮累:
はい…今のは…

放生蓮:


・・・

閉ざされた扉を抜け、廃旅館の屋上へと抜けた蓮。
屋上に立つ男の影。

男の霊:
夕陽が… 綺麗だ…
山が融ける…

夕陽に…融ければ…
融けてしまえば…


霊は屋上から飛び降り、消えていく。


蓮のモノローグ:
コンクリートの床に、ノートの切れ端が落ちていた。
何か文字が書かれているようだ。

「旅館主人の遺書」を入手。

蓮のモノローグ:
この真下は、二階の窓ガラスが割れた場所のようだ。

さっきの男は… ここから…

・・・

屋上には、土砂崩れのあと主人が移り住んだという部屋が残されている。
踏み込む蓮。


蓮のモノローグ:
部屋全体が黒く焼け焦げている。

ここにも、あの男が残したものが
隠されているかもしれない。

鏡宮累:
火事のあとでしょうか…

旅館の主人はここに移り住んで…


蓮のモノローグ:
鉄製の窓枠が熱で歪み、外れかかっている。
ガラスはほとんど残っていない。


焼け焦げた部屋を調査する蓮。その背後で、累がふらふらと部屋を出て行ってしまう。
屋上、男の霊が消えていった場所に立つ累。

足元には縄が落ちている。縄を拾い、首に巻きつけていく累。

異変に気づく蓮。


放生蓮:
累!

累っ!

どうした!

何か…居るのか!?

・・・

累にまとわりつく怨霊。霊を捉える射影機の光。
霊が消えると、累は支えを失ったように倒れてしまう。


放生蓮:
どうしてあんなことを!?

覚えてないのか?


首を振る累。眼はうつろ。


放生蓮:
…とにかく帰ろう

累の体を起こし、その場から立ち去ろうとする蓮。
雨が降り始める。

背後から響く声。


看取りの巫女:
もう 山から出ることはできない

ここで融けるのです

・・・

放生蓮:
…帰るぞ…


蓮のモノローグ:
巫女姿の女性…

焼け焦げた部屋で拾ったノートと
何か関係が有るのだろうか…

焦げ跡に、一冊のノートを見つけた。

「黒く汚れたノート 四」を入手。

蓮のモノローグ:
日上山に住んでいた民俗学者、「渡会啓示」か…
密花なら、関係する本を持っているかもしれない。

一旦戻ろう。
累を休ませなくてはならない…

・・・

暗転。

ナレーション:
旅館の主人が遺した写真帖は、
日上山にいたという民俗学者のものだった。

怨霊に導かれ、自ら命を絶とうとした累。
そして、雨に濡れた巫女。

いくつもの謎を残したまま、
蓮は日上山を後にした…
 
 

零~濡鴉ノ巫女~ 台詞集 六ノ雫 永久花~トコシエバナ~

六ノ雫 永久花~トコシエバナ~

ナレーション:
助け出したはずの百々瀬春河は
冬陽の霊に誘われ、姿を消した。

人探しの依頼書に記されていた、
もう一人の少女「雛咲深羽(ひなさきみう)」。
彼女は母親を探すと言い残したあと、
日上山に向かったという。

夕莉は深羽の寄香を頼りに、日上山に向かう。
密花と春河の手がかりが、そこにあると信じて…



日上山に消えた雛咲深羽を追う夕莉。
残影に導かれた夕莉は、山頂近くに存在する巨大な建造物、「幽ノ宮」にたどり着く。


不来方夕莉:
幽ノ宮…

雛咲さんはこの中に…


・・・・

巫女の怨霊:
心を融かして…
己の心を融かし、人の心を看取る…

多くの思いを看取り、
心が融け溢れた巫女は水へと帰される


巫女の怨霊:
皆…殺された… あの男に…


巫女の怨霊:
多くの思いを看取り、
心が融け溢れた巫女は水へと帰される


巫女の怨霊:
もう…終わり… 山の水は穢れ、
永久花は枯れ夜泉が溢れる…

・・・

幽ノ宮の地下。
黒い箱の中に沈められていた、雛咲深羽を救出する夕莉。

雛咲深羽:
おかあさん…

・・・

不来方夕莉:
雛咲さん…
ここを出ましょう…

雛咲深羽:
誰…

不来方夕莉:
…行きますよ…

・・・

雛咲深羽:
おかあさんを助けに来たのに…
私は…何もできなかった

はやく助けないと…
おかあさんが消えてしまう

・・・

夕莉たちの前に現れる、黒い花嫁衣装をまとった怨霊。

黒澤逢世:
一緒に堕ちましょう…

一緒に終わってくれますか?

・・・

雛咲深羽:
水が…たくさんの手が…
…呼んでる

みんな水にとけてる

水でつながってる

・・・

怨霊を振り切り、麓へと通じるケーブルカーに辿り着いた夕莉。


不来方夕莉:
山を降ります

この山は…危険です…

雛咲深羽:
…知ってる…


ケーブルカーに乗り込む夕莉たち。


雛咲深羽:
おかあさんを助けに行ったのに…
私は…何もできなかった

どうすればいいの…?


突然停止するケーブルカー。動く気配はない。扉をこじ開け、脱出。

徒歩での下山を図る夕莉たち。


はいずる男の霊:
ああぁぁ…はあぁぁぁ…

いた…い…

立て…ない… 足まで…もう…


男の霊:
…なあ…連れていって…くれ…


・・・

いつかの廃旅館へとたどり着いた夕莉と深羽。


雛咲深羽:
次は…おかあさんを助ける
ことができるかもしれない

・・・

喫茶くろさわへと帰り着いた二人。


放生蓮:
雛咲さんの家のほうには連絡がつかなかった…

また明日かけてみる

雛咲深羽:
行かないと…もう一度…

鏡宮累:
先生 ちょっとこちらへ

ああ


退出していく蓮と累。

・・・

夜。眠っている深羽。


雛咲深羽:
おかあさん…


深羽に触れる夕莉。
深羽の過去の映像が夕莉に流れこんでくる。

スタジオのようなところで写真を撮られている深羽。


雛咲深羽:
いい女優になれる?

私には 何もない

からっぽ

だから なんにでもなれるだけ

何でも言うことを聞きますよ

あなたたちのことは全部わかるし…くだらない

嘘ばっかり

しかも 嘘ついたほうが傷ついているんでしょう?

バカみたい


突然、映像は夕莉に切り替わる。
喫茶くろさわの前に立ち尽くしている夕莉。

群衆に混じる霊が悠里を見ている。


不来方夕莉:
来ないで…私には関係ない


別の霊が悠里にしがみついてくる。


不来方夕莉:
私は治りました 私は治りました…

私は治りました 私は治りました…

私は治りました 私は治りました…


途切れる映像。
いつのまにか目覚めた深羽が、悠里の腕を掴んでいる。


雛咲深羽:
勝手に見ないで…最低

・・・

ナレーション:
「雛咲深羽」は、山頂近くにある神社、
「幽ノ宮」の奥で、春河と同じように
黒い匪に入れられていた。

眠る深羽の記憶を見ようとした夕莉だったが、
逆に自分の記憶を見られてしまう。

深羽もまた、影見の力を持っていた。
 
 

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七ノ雫 逢世~オウセ~

ナレーション:
幽ノ宮から深羽を助け出した夕莉。
しかし、密花の足取りはつかめなかった。

残された手がかりは、
射影機で撮影された一枚の写真と、
密花の蜻蛉玉から見えた光景だけ。

あの川の上流に、密花はいる。

夕莉は一縷の望みを抱き、山頂にあるという
水の源「彼岸湖(ひがんこ)」を目指す…


密花を追い、日上山の山頂を目指す夕莉。
ケーブルカーから降り立つ。


不来方夕莉:
雛咲さんを助けはしたけど…
密花さんの手がかりは得られなかった。

射影機に残されていた写真…
それに、あの蜻蛉玉に触れた時に見えた光景。

水面が広がる場所に、密花さんはいた。

日上山の山頂には、『彼岸湖』という大きな湖がある。
密花さんはそこに向かったのかもしれない。

・・・

日上山の山頂付近、彼岸湖前。
夕莉の前に現れる、黒い衣服に身を包んだ老婆の怨霊。

匪女:
さあ…柱になるのです

・・・

匪女:
はやく次の柱を…


彼岸湖へ辿りついた夕莉。
霧に覆われた湖上に立つ巨大な鳥居。視界に鳥居に向かって歩いて行く密花の姿が入る。


不来方夕莉:
密花さん!


密花を追う夕莉。しかし追いつけない。

湖から黒い花嫁衣装を纏った怨霊があらわれる。


黒澤逢世:
一緒に堕ちましょう


夕莉へと歩み寄ってくる怨霊。

・・・

黒い女を逃げ切った夕莉。
いつのまにか岸辺に立っている。


不来方夕莉:
ここは… 元の岸辺…
逃げることができたのだろうか…

…ここを離れて、山を降りよう…

・・・

ナレーション:
密花の影を追って彼岸湖に辿りついた夕莉。
しかし、密花の姿は湖の霧の中へ消え、
そこに現れたのは、密花が残した写真に
写っていた「黒い影の女」だった。

黒い影の女には射影機の効果は無く、
夕莉はただ逃げるしか無かった。
 
 

零~濡鴉ノ巫女~ 台詞集 八ノ雫 大禍刻~オオマガトキ~

八ノ雫 大禍刻~オオマガトキ~

ナレーション:
日上山から戻った夕莉だったが、
疲れから倒れてしまう。

眠り続ける深羽、そして夕莉。

骨董屋を訪れていた蓮と累は、
彼女たちを「隠世の存在」から守るため、
店内の監視を強化する必要を感じていた…


骨董・喫茶くろさわの一室。
モニターに向かっている蓮と累。


鏡宮累:
監視カメラ 動きましたね

放生蓮:
これがあれば「何か」が迎えに来てもわかるな…


建物の外で異変。
山鳴りのような音が辺りに鳴り響く。


放生蓮:
何があった…?


累の様子がおかしくなる。
その場にへたり込んでしまう。


放生蓮:
累 大丈夫か?

鏡宮累:
大丈夫です…

大丈夫です…


返事がなくなる。


放生蓮:
累… 起きる様子は無い。
気を失っている…いや、眠っているのか?

先ほどの山鳴りのような音も気になる。
「何か」が起きているようだ…

夕莉や雛咲さんにも異変が起きていた。
無事を確かめておかなければ…

・・・

放生蓮:
夕莉が助けた女性、百々瀬春河さんは、
自殺したはずの女性の霊に連れ戻された。

また、何かが「迎え」に来たのかもしれない。
監視カメラで二人の様子を確認しなければ。

夕莉と雛咲さんの無事を確認しなければ…


監視カメラのモニターを確認する蓮。


放生蓮:
二人とも無事のようだ。
このまま監視を続けよう。

山鳴りに反応するように、三人の様子がおかしくなった。
今、何が起きているのか…

日上山について調べれば、わかるかもしれない。
この家の中に、関連する文献は無いだろうか。

・・・

放生蓮:
この日上山で何が起きているのか…
もっと調べる必要がある。


モニターに異変。
夕莉の部屋のカメラが映らなくなる。


放生蓮:
くそっ

夕莉の部屋のカメラにノイズが入っている…
確かめに行かなければ。


夕莉の部屋。
突然現れた怨霊に襲われる蓮。

夕莉の無事を確かめる。


放生蓮:
うなされてはいるが、無事のようだ。


モニターにもどった蓮。
深羽の部屋のカメラに異変。

急行する蓮。


放生蓮:
特に異常はないようだ。
気のせいだったのだろうか…


モニターに戻ると、部屋のテレビが点いている。


放生蓮:
いつの間にかテレビが点いている…

・・・

放生蓮:
画面はずっと砂嵐が続いている…

…TVを消しておこう。


再び、夕莉の部屋のカメラが映らなくなる。


放生蓮:
くそっ

夕莉の部屋のカメラが映っていない。
何か起きているのか…?

確かめに行かなければ…


立ち上がった蓮。
部屋に戻った時はたしかにいたはずの累がいなくなっている。


放生蓮:
累がいない… 目が覚めたのだろうか?

・・・

夕莉の部屋に向かう蓮の前を累が歩いている。
累を追う蓮。

・・・

いつのまにか、「マヨイガ」に立っている蓮。
累が少し先を歩いている。


放生蓮:
…累?


放生蓮:
まてよ…


追いつけない。
累はマヨイガの奥へと進んでいく。


放生蓮:
まってくれ…

おい、累…

・・・

目が覚める蓮。
すぐにモニターを巻き戻す。

録画映像には、霊に導かれ、どこかへ向かっていく夕莉と累の姿が残されている。

現在の映像。起き上がり、射影機を手に何処かへ向かおうとする深羽の姿。
部屋を出て深羽を追おうとする蓮。深羽と鉢合わせる。


放生蓮:
君は大丈夫か?

雛咲深羽:
…私 やっぱり 山に戻ります

…私を連れて行ってくれますか?

放生蓮:
無茶を言うな、危険すぎる

雛咲深羽:
…そうですか…

いろいろとお世話になりました


立ち去ろうとする深羽。
思い出したように足を止める。


雛咲深羽:
あっ

これ お借りしてもいいですよね?


射影機を掲げる深羽。


雛咲深羽:
不来方さんも探せるかもしれないし…


出ていこうとする深羽。


放生蓮:
おい 待てよ!


手を伸ばす蓮。深羽の肩をつかもうとする。
白い少女の幻視。


深羽の声:
…ころしたの?


手を引っ込めてしまう蓮。


雛咲深羽:
じゃあ 行きますね…

・・・

ナレーション:
監視カメラを使って
夕莉と深羽を守っていた蓮だったが、
いつの間にか眠ってしまう。

蓮は、累を追う夢を見ていた。その夢から
覚めた時、夕莉と累は姿を消していた。

そして、目覚めた深羽は、
夕莉の射影機を手に日上山へと向かった。
戸惑う蓮を一人残して。
 
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