アムジスト雑記

Home > 零 紅い蝶 台詞集

 

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 

零~紅い蝶~ 台詞集 プロローグ

零~紅い蝶~ 台詞集

主人公となるのは、双子の姉妹である天倉繭と天倉澪。
ふたりは、幼少時代を過ごした水上地方がまもなくダムの底へと沈むことを知り、この地を訪れる。


声:
お姉ちゃん…

いつも、約束してたよね…

ずっと… 一緒だって…


双子の幼少時の光景が広がる。繭を探している澪。


幼少の天倉澪:
…おねえちゃん?

…おねえちゃん!


崖下に移る澪の視線。

幼少の天倉澪:
ごめんなさい… ごめんなさい…


現実。森のなかの沢で座り込む澪に繭が背後から声をかける。


天倉繭:
よくここで遊んだよね

天倉澪:
そうだね…

ここも、もうすぐなくなっちゃうんだよね…

足、大丈夫?痛くない?

天倉繭:
…ちょっとね

でも、平気

繭が澪と背中合わせに座る。近くをひらひらと、紅い蝶が舞っている。

天倉繭:
ねえ、澪…

天倉澪:
…ん?

天倉繭:
…なんでもない


再び幼少時の光景が広がる。繭をせかして走り回る澪。


天倉澪:
おねえちゃん、はやくはやく!

天倉繭:
澪、お願い! おいてかないで!


繭は足を滑らせて崖から落ちてしまう。悲鳴と共に現実へ。


天倉澪:
お姉ちゃん… わたしね、あのとき…


振り向くと繭がいない。


天倉澪:
お姉ちゃん?


漂う紅い蝶を導かれるように、ふらふらと森の奥へ歩いて行く繭が見える。


天倉澪:
お姉ちゃん!

どうしたの!?


奥へと分け入っていく繭を追う澪。澪の脳裏には繭の背に白い着物の少女が重なる幻視が流れこんでくる。


天倉澪:
行っちゃダメ!

お姉ちゃん!

繭の肩を掴む澪。瞬間、再び流れこむ幻視。首を絞められ死んでいる繭の姿。

気がつく澪。あたりには誰もいない。いつのまにかあたりは真っ暗となり、月が出ている。

天倉澪:
おねえ…ちゃん…?

少し離れた丘に見える火の明かり。向かって歩き出す澪。

声:
ごめんなさい… ごめんなさい…

鳥居の前で白い着物の少女が顔を伏せている。

幻はすぐに消え、澪は丘へと辿り着く。


天倉澪:
ここは…


丘には怪しげな祭壇。漂う紅い蝶。その漂う先へ目を移す澪。


天倉澪:
おねえちゃん!


振り向く繭。その背後から無数の紅い蝶が飛び立つ。

天倉繭:
地図から消えた村…


画面暗転。


天倉澪:
私、聞いたことがある…

昔、この辺りにお祭りの日に消えた村があって…

森で迷った人は、その村に誘われる…って…

ここ…もしかして…


プロローグ 終了
スポンサーサイト
 
 

零~紅い蝶~ 台詞集 一ノ刻 地図から消えた村

一ノ刻 地図から消えた村


眼下に見える村へ向かって歩きはじめた双子。ハンドバッグが落ちている。


天倉澪:
誰のだろう… 他にも…誰か…


古びた日本家屋が立ち並ぶ村へと辿り着く。


天倉繭:
誰かいるのかな…


澪の方に背後から手が掛かるが、繭はすでに前へ歩き出してる。振り向く澪だが、誰もいない。


天倉繭:
…澪?

天倉澪:
…う、うん…


立ち並ぶ日本家屋のひとつに入っていく。


天倉澪:
誰も…いないのかな…

奥へ行ってみる?


繭がなにかに怯えたように立ちすくんでいる。


天倉澪:
おねえちゃん…?

おねえちゃん!

どうしたの?


繭の体に触れた澪に幻視が流れ込んでくる。

須堂美也子:
真澄さん…

どこに行ったの?


幻視はとぎれとぎれ。女が真澄と呼ばれる男を探している。


須堂美也子:
地図から消えた村…


廃屋の奥深くで、女はこちらに背を向ける「真澄さん」を発見する。


須堂美也子:
殺したくない…


「真澄さん」に首を絞められ、死んでいく女の幻視。顔は見えない。
死体に囲まれながら高笑いをあげる白い着物の少女が映る。

思わず手を離す澪。

天倉澪:
今の…?

天倉繭:
わからない…

わからない…


廃屋を探索しはじめる双子。

天倉繭:
澪 あんまり離れないで

(着物の部屋に入った場合のみ)

天倉繭:
だれかに見られているような気がする…

(火鉢の部屋に入った時のみ)

天倉繭:
ここ 少し寒い

(赤い手帳を拾った時)

天倉繭:
やっぱり…誰かいるのかな…

(仏間に入った時)

天倉繭:
ここ…何か…変だよ…


廃屋の奥へと進む、女の霊に導かれるように進む双子。


須堂美也子:
ずっと探してた


仏間にて、「射影機」を発見する澪。手に取ろうとする澪。


天倉繭:
それは…

射影機に触れた澪に、幻視が流れ込んでくる。


真壁清次郎:
これが…

ありえないものを写す機械


中年の男性が、縄とお札で幾重にも封じられた塚の前に立っている。


真壁清次郎:
射影機…


射影機を使い、塚をレンズ越しに見る男性。瞬間、手のようなものがこちらへ向かってくる。
反射的に切られるシャッター。


真壁清次郎:
何だ、今のは…

まさか、こんなことが本当に…

これはあまりにも危険なものだ


消える幻視。


天倉澪:
…射影機…

天倉繭:
…澪?

それって…


繭が声をかけると仏間の扉が音をたてる。音が近づいてくる。扉の前で止まる。


天倉澪:
誰かいるのかな…


扉を開けようとする澪。女の霊が扉の隙間から顔を出す。驚いて扉から離れる澪。

射影機の力で女の霊を扉から引き剥がす。


天倉澪:
消えた…

天倉繭:
もう、この家から出よう!


引き返し、廃屋に入ってきた扉を開けようとするがびくともしない。
背後で繭が声をあげる。女の霊が一瞬あらわれて、消えていく。

廃屋の奥へと進む女の霊に導かれた双子は、生前の女が書いたと思われる手帳を発見する。

天倉澪:
この人も、ここに迷い込んだんだ

恋人を追って、この家に入って…

それから

どこへいったんだろう?

天倉繭:
やっぱり、ここは…

須堂美也子:
…どうして

女の霊が手帳を読む澪の肩に手をかけている。声を上げる繭。

天倉繭:
澪!

恐怖のあまり後退りする繭。

天倉澪:
おねえ…

須堂美也子:
どうして…

振り向く澪。女の霊がこちらを見つめている。飛び退く澪。

女の霊を射影機の力で退ける澪。美也子が恋人の真澄に絞め殺される幻視。

須堂美也子:
せっかく逢えたのに…

どうして…


真っ暗。紅い蝶を引き寄せられるように、歩き去る繭の姿が見える。


天倉繭:
…紅い蝶…


気がつく澪。あたりを見回すと、繭の姿が消えてしまっている。

一ノ刻 地図から消えた村 終了
 
 

零~紅い蝶~ 台詞集 ニノ刻 双子巫女

ニノ刻 双子巫女

目を覚ました澪。繭が扉を開け、外に出ていこうとしている。


天倉澪:
おねえちゃん!

天倉繭:
…ごめん…

わたし、やっぱり行かなきゃ


繭は外へ出て行ってしまう。紅い蝶があたりを漂っている。


天倉繭:
呼んでる…


繭は紅い蝶に導かれて村の奥へと進んでいく。繭の進む先には、白い着物少女の姿。

姉を追って外に出た澪だったが、姉は村の奥の門の中へと消えてしまう。
澪は、村外れの座敷牢で、そこに捕らえられていた白髪の少年に出会う。


立花樹月:
八重!

どうしてまだここにいるんだ?

天倉澪:
あなたは?


少年は、澪の言葉が聞こえていないかのようにまくしたてる。


立花樹月:
もうすぐ祭りが始まってしまう

そうなったら…


沈黙。


立花樹月:
やっぱり戻ってきてしまったのか。八重、…紗重を連れてこの村を出るんだ。

彼女は今、祭主の家にいる。やっぱり祭りを続けるつもりなのかもしれない。

はやく、彼女を追うんだ。いまなら、まだ追いつける。

あの門の鍵は双子地蔵にまつられている。

そこにある地蔵と同じ物が、村のどこかにあるはずだ。


「双子地蔵」の周囲に、紅い蝶が舞い始める。


立花樹月:
八重…祭りが始まってしまう…急いで…


座敷牢を出る澪の背に、白髪の少年が語りかける。

立花樹月:
もし…どうしても村から出られないなら…

また来るといい

何か力になれるかもしれない…


祭主の屋敷に足を踏み入れた澪。突然、持っていた懐中電灯が消えてしまう。


天倉澪:
ライトが…!


ニノ刻 双子巫女 終了
 
 

零~紅い蝶~ 台詞集 三ノ刻 大償

三ノ刻 大償

繭を追って祭主の屋敷に足を踏み入れた澪。繭がいると思われる部屋を発見するが開かない。
中から声が聞こえる。

声:
二人で逃げたのに…皆…死んじゃった…

ずっと…待ってたのに…

一緒だって約束したのに…


扉を開ける方法を探す澪。彼女の前を「双子」を追う男の霊が横切る。


男の霊:
双子だー!


澪の前に中年の男性の霊が現れ消える。霊は手記のようなものをそこに残していく。
その手記に触れた澪に、とぎれとぎれの幻視が現れる。


中年の男性とその妻の夫婦が、丘の上から村を眺める場面。
縄で縛られ吊るされた男性が巨大な穴に落とされる場面。


真壁清次郎の声:
ここが皆神村…


男性は祭主の屋敷へと進んでいく。屋敷の前には当主、そして白い着物を着せられた双子の少女が立っている。


真壁清次郎の声:
口にする事すら禁じられた儀式

そして、見てはならない場所…

その場所を射影機で写したら…


男性とその妻は、屋敷へと招かれていく。幻視は終わる。

澪は繭の声が聞こえてきた部屋に進んでいく。明かりに照らされ、衝立に少女の影がうつっている。

天倉繭:
ずっと一緒だって約束したから

2人で逃げたのに…

みんな…しんじゃった…


影の繭はなにか、丸いものを手に持っている。


天倉澪:
おねえちゃん!


澪が衝立に回りこむと、繭が倒れている。
澪の介抱で、繭が目を覚ます。


天倉繭:
澪…

天倉澪:
…何があったの?

天倉繭:
誰かが私を呼んでた…

戻って来いって…

そして… もう一度儀式を…

天倉澪:
儀式って…


澪の言葉を遮るように、澪を抱きしめる繭。

天倉繭:
一緒にいよ… ずっと…

…ずっと…

天倉澪:
うん

約束したじゃない…

とにかく、ここから出よ


三ノ刻 大償 終了
 
 

零~紅い蝶~ 台詞集 四ノ刻 秘祭

四ノ刻 秘祭

一度ははぐれてしまった繭と合流した澪だったが、繭は明らかに異常な言動を見せるようになっていく。

天倉繭:
声が聞こえる…

…選ばれし二人の巫女は天に通され蝶となる…

蝶となりて村をたすくる…

…二人の巫女を… 天に…


繭は、しきりに、置いて行かないで、と強調するようになる。


天倉繭:
澪… 置いていかないで…


繭と進む屋敷の中では、そこかしこに老人の霊が現れ、二人を苛んでくる。


黒澤良寛:
なぜ逃げたのだ…

お前たちはこのために生まれてきた


黒澤良寛:
あきらめて贄となるのだ…八重


黒澤良寛:
なぜ逃げたのだ…


大座敷にさしかかる。繭を捜す澪が足を踏み入れ、「射影機」の力が通じない怨霊、そして高笑いをあげる白い着物の少女の幻視を見た場所。

繭の様子がおかしくなり、一人、先に歩いて行ってしまう。後を追う澪。
繭が座敷に立っている。澪が見た幻視で、白い着物の少女がいた場所と同じ。澪の中で姉の姿と白い着物の少女が重なる。

天倉澪:
お姉ちゃん?


ゆっくりと顔を上げる繭。


天倉澪:
お姉ちゃん… どうしたの?

天倉繭:
なんでもない…


沈黙。


天倉繭:
澪…早く…逃げなきゃ


大座敷をすぎてからも、繭の異常な言動は続いている。


天倉繭:
…戻らなきゃ…巫女の…

…村のため……殺す…


天倉繭:
みんな…しんじゃった…

私たちの…せいだよ…


途中、天井から鞠が落ちてくる。


天倉繭:
何か 落ちたよ?


屋敷の中に設けられた牢に差し掛かる。幻視の中でこの村を訪れていた、中年の男性の霊が現れ、消える。


真壁清次郎:
口にすることすら禁じられた儀式…

なぜ、ここに閉じこめられたのか…

マレビトを贄とする祭り…


男性は牢に閉じ込められている。

牢を過ぎ、二人は地下からの出口を見つけるが、鍵がかかっており、出られない。


天倉繭:
澪、ここを開ければ…出られるよね…?


直後に再び繭の異常な言動。


天倉繭:
八重…本当に逃げるの…?


出口の鍵を探す二人。分かれ道がある。


天倉繭:
私は…右側…


分かれ道の先の扉は閉まっている。


天倉繭:
ここを踏むと…鍵が開くのかな?

私が踏んでるから…


扉が開く。


天倉繭:
ずっと一緒だよね

約束だよね…


扉の奥へ進む双子。現れて消える、神官と思われる男性の霊。


神官:
贄となる双子が戻ってきた


繭の様子が再びおかしくなる。


天倉繭:
もうだめ…

これ以上、行けない


古い書物が落ちている。


天倉繭:
澪、あれ…


屋敷の仏間にて、同じ仕掛けを見つける。


天倉繭:
ここを踏むと…鍵が開くのかな?

私が踏んでるから…


小さな扉が開き、澪が奥へ進む。繭は入れない。

小さな扉の奥は行き止まり。しかし、隣接した部屋から声が聞こえてくる。


黒澤良寛:
儀式をしらべにきた男を閉じ込めておくのだ…

楔を作る準備にとりかかるとしよう

牢の鍵は私があずかろう…

決して…にげられぬように…


戻ると、繭が澪に話しかけてくる。


天倉繭:
澪…

さっきから声が聞こえるの…

聞こえない…?


澪が聞いた話し声は、仏間の上階に位置する当主の部屋からのものだった。
扉の前。


天倉繭:
誰か…いる…

男の声:
忌人達がさわいでおります

あの場所が震えているのを恐れているのでしょう…

早く楔を作らねば…


当主の間には誰もいない。鍵を手に入れる。


天倉繭:
澪…

…なんでもない…


鍵は、中年の男性が閉じ込められていた牢のものだった。
中へと入っていく二人。つぶやく繭。


天倉繭:
…私…

ここにいたことがある…


声もどこからか聞こえてくる。


黒澤良寛の声:
この牢の鍵は…逢坂家に…


牢の中で、出口の鍵を手に入れた澪。


天倉澪:
さ、早く… ここから出よう


歩き出す澪。背後で牢の部屋の扉が閉まり、繭が閉じ込められる。


天倉澪:
おねえちゃん!

だめ… 開かない!

天倉繭:
どうしよう…

天倉澪:
どこかに鍵があるはず…

探してくるから、ここで待ってて!


走りだそうとする澪。


天倉繭:
いかないで!

ここに…いて…


天倉澪:
大丈夫、すぐに戻って…


繭の様子がおかしくなっている。


天倉繭:
さっき約束したじゃない!

おいてかないで…

もう… おいてかないで…


広がる過去の光景。繭と澪が追いかけっこをしている。


天倉澪:
ほら早く

早くしないと、おいてっちゃうよ

天倉繭:
待ってよ! 澪!

天倉澪:
おねえちゃん、はやくはやく


繭を急かす澪。


天倉澪:
待って!

澪、お願い! おいてかないで!


足を滑らせる繭。崖下に消える。

異変に気づく澪。


天倉澪:
おねえちゃん?

…おねえちゃん?


崖下を覗きこむ澪。


天倉澪:
お…ねえ…ちゃ…


倒れている繭。動かない。


天倉澪:
ごめんなさい… ごめんなさい…


再び現実。


天倉繭:
おいてかないで…

もう…おいてかないでよ…


天倉澪:
すぐに戻るから

ほんとうに、すぐに戻るから…

待ってて

少しだけ…


立ち去ろうと背を向けた澪。繭がつぶやく。


天倉繭:
オネエチャン…

マタ、ワタシヲ オイテイクノ…?


振り返る澪。繭は顔を伏せ、表情は見えない。


四ノ刻 秘祭 終了
 
 

零~紅い蝶~ 台詞集 五ノ刻 贄

五ノ刻 贄

歩き去る澪。背後から姉の声が聞こえてくる。

天倉繭:
いかないで…ここにいて

澪…約束…わすれないで…

もう一人は嫌だよ…

八重… また… 約束破って…

行かないで…もう、置いていかないで…


村へと抜け出た澪。澪の前を歩く白い着物の少女の霊が現れる。


黒澤紗重:
私達が逃げたせいで…


少女は村外れの牢へ向かって歩いて行く。


黒澤紗重:
こんなことになるなら…

儀式をした方が…


牢の建物の前で少女が泣いている。少女消える。

牢に入ると、白髪の少年が声をかけてくる。


立花樹月:
八重…こっちへ…


少年が牢から顔を出す。


立花樹月:
座敷牢の鍵… たしか、逢坂家に保管されていたはずだ。

あの屋敷の地下に降りるには、風車の封印をとかなければならない。

仏壇を調べてごらん。奥に仕掛けがあるはずだ。

風車のカラクリは、四枚の羽を同じ色に合わせるんだ。そうすれば、地下への隠し扉が開く。


立ち去る澪をはげます少年。


立花樹月:
あきらめないで… 必ず出られるよ…



少年の導きに従い、逢坂家の地下へと降りていく澪。
中年の男性の霊が目の前を通り過ぎる。


真壁清次郎:
深道…

かつては繋がっていたのか…

このどこかに…


逢坂家の地下で、澪は繭が閉じこめられた扉の鍵を手に入れる。

姉のもとへと戻る澪。繭の姿が消えてしまっている。
牢に踏み込む澪。不意に幻視が流れこんでくる。

村外れの牢に捕らわれていた白髪の少年と、白い着物を着た双子の少女。


立花樹月:
ここからは、二人で逃げるんだ

振りかえらないで…


走り去る双子。その背を見つめる少年。
双子の片割れが遅れはじめる。


黒澤紗重:
待って、八重

おいて行かないで

黒澤八重:
早く! 紗重!


遅れていた少女が足を滑らせ、崖から転落する。

崖から落ちた少女は村人に捕まっている。


男:
もう一人はまだつかまらないのか

黒澤紗重:
八重は必ず戻ってくる…

…必ず…


現実に戻る澪。

澪は上階の渡り廊下をふらふらと歩く、繭の姿を見つける。


天倉澪:
おねえちゃん!


返事はなく、姉の入っていった扉には入ることが出来ない。


真壁清次郎:
天は渡り廊下とすると…

地は…地下の…


立花家のカラクリを解こうとしていた中年の男性の霊。言い終えて消える。

再び、少年が囚われている牢へ向かう澪。


立花樹月:
八重、まだ紗重を助けられないのか…?


澪が戻ってきたことに気づく少年。


立花樹月:
紗重がいなくなっただって…

僕の家に向かったのかもしれない…

立花家は祭りが近づくと、祓のために入り口を閉ざす。桐生家からじゃなければ入れないはずだ。

双子の家をつなぐ橋を渡るんだ。

八重…二人とも、必ず外へ逃げるんだ

これ以上、あんな儀式を続けちゃいけない


顔を伏せる少年。


立花樹月:
桐生家のカラクリをといて、地下から立花家に入るんだ。紗重は、きっとそこにいる。

八重…急がなければ…間に合わない。はやく…行ってくれ。

八重には… 僕と同じ思いをして欲しくないんだ

たのむ、逃げてくれ…


カラクリを解くため、桐生家に足を踏み入れる澪。

五ノ刻 贄 終了
 
 

零~紅い蝶~ 台詞集 六ノ刻 鬼隻

六ノ刻 鬼隻

桐生家へと足を踏み入れた澪。背後で扉が閉まってしまう。
双子の少女の姿をした霊が、屋敷の奥へと走り去っていく。


桐生薊:
ドウシテコロスノ…

コロサナイデ…


少女の声が屋敷に響いている。


桐生茜:
コロシタクナカッタ…

ダカラ、ズットイッショニイヨウネ


澪は桐生家のカラクリを解き、立花家に通ずる地下道を開く。


黒澤紗重:
マタ、ワタシヲ オイテイクノ…?


澪の背後で声がする。白い着物の少女の霊が立っている。
高笑いをあげる少女の霊。


黒澤紗重:
マタ、ワタシヲ オイテイクノ…?


ゆっくりと、澪へと近づいてくる少女の霊。逃げる澪。
射影機を落としてしまうが、拾うことは出来ない。

地下道を抜け出た澪は、立花家へと到着する。


六ノ刻 鬼隻 終了
 
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。