アムジスト雑記

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零 月蝕の仮面 ファイル 麻生海咲の治療指針

麻生海咲の治療指針

麻生海咲の治療指針について

霊媒体質の患者は、他の患者とは異なり、
先天的に自分という意識が弱いという特性がある。

また、自分以外の人格に変化するという症例が見られる。

院長は、同様の体質である四階の特別隔離室の患者の治療法を
模索するためにも実験的な治療を試すべきだとしている。

特別隔離室の患者への治療に先立ち、
試験的に胎道における特別治療が行われているらしいが、
症状は悪くなるばかりで、その効果は、はなはだ疑問である。

器具をつかった治療も効果がない今、
絶望的な症状の進行を食い止めるためにも治療を薬物投与に戻すべきだろう。
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零 月蝕の仮面 ファイル 月幽病研究記録

月幽病研究記録

現在、治療法として大きな可能性を
もってきたのが外科手術による治療である。

これは、脳に切除もしくは直接刺激を加えることで治療を行うものだ。

当初は実験性が高く困難を極めたが
次第に成果を上げはじめており、
有力な治療法として確立する日も近いだろう。

しかし、先日、手術において成功かと
思われた矢先、絶命に至るケースを確認した。

記憶がなくなり、空身(うつせみ)となって死んだのだが、
その際に患者の顔が異様に歪んだように見えた。

すぐさま、面を刈ったが、
これは「咲く」前兆…
咲き触れだったのだろうか?

外科手術による治療について研究は続けるが、
咲くことだけは避けなければならない。

あの災厄…島の伝承に残る「無苦の日」を繰り返す事はできない。
 
 

零 月蝕の仮面 ファイル 古い研究書

古い研究書

我が持論に基づく発明品の多くは
その特殊な**の為、扱うに
あたり***注意を要すもの**

ここに**用途をまとめ、
その扱いを******記す。

霊石灯は、月幽病なる病の患者が
月の明かりにより記憶を戻す***
作られた、月光を集め、失わ**
記憶を呼び起こす灯りである。


病の治療、しいては咲き***に
効果を得ると*****

霊石ラジオは***な鉱石を使用して、
特殊な周波数を***し、
残留思念と呼ばれる*****
つまり死者の求めを聴覚***
確認する*****

ただし、強い思念つまり***
無念**や怨みの声******
聞いた者の心身***蝕む***
***注意*要す。

射影機は目に見えぬ霊魂を
***機械なり。******
その***は扱う者の霊的直感を
***為****憑き****

(以下、腐食が酷く、読解できず)
 
 

零 月蝕の仮面 ファイル 看護婦の手記

看護婦の手記

この病院によどんだ空気が流れている。

 …病院関係者の事故死。
 …入院患者の神隠し。
突如立て続けに発生した不幸。

…あの日以来
患者達の行動は異様さを
増して来たように思う。

看護婦も医者も、陰鬱な空気に押しつぶされそうだ。

三階担当の遠野さんが亡くなってしまった為、
新しい人が入るまでの間私が遠野さん担当を引き継ぐことになった。

引き継ぎ早々、患者が病院を去ると連絡があった。
神隠しにあって無事発見された子。

その子の部屋を整理していたら、母親の日記が見つかった。
その母子は島を出るらしいから、もう取りに来ることはないだろう。

…つらい思い出がある島でも、
生まれ育った場所。

いつか帰ってくるかもしれない。
その時まで、大切に預かっておくことにしよう。
 
 

零 月蝕の仮面 ファイル 出せなかった手紙の断片

出せなかった手紙の断片

この島には、麻生邦彦博士という明治の科学者がやってきたという記録がある。

異界との交信のために様々な発明をしたらしいが、効果のほどはあやしいものだ。
現在では、麻生邦彦の発明は、擬似科学として、まったく認められていない。

麻生氏の文献をひも解くと、この島の仮面についての記述も多い。
仮面についての考察は、断片的だし突飛なところもあるが、大胆で興味深い。

麻生氏の考察によると、この島の仮面は被った者の精神に影響を与えるために作られたというのだ。

例えば、笑った顔の男を見ると、楽しくなる。
人間は見たものに同化する性質がある。(麻生氏は感情が移るという表現を使っている)

この島の仮面は、その精妙な業によって、
見た人間の感情をコントロールするためのものなのではないかというのだ。
月が内面を表すと同様、面もひとつの精神状態を表している、ということだろう。

麻生氏は、笛も吹いたことのない少女が、
仮面を被ったとたん、笛を吹き始めたのを見た。

仮面は頭の無意識の特定の部分を刺激するのか、
もしくはなんらかの記憶媒体のような役割もあるのではないか、としている。

仮面が記憶媒体という話は、刺激的だ。
麻生氏はさらに考察を進め、仮面によって体験を共有している
(今で言う無線のようなものか)などと書いている。

体験共有の究極は、死の体験の共有である…というところまでくると十分に楽しめた。

麻生氏は、この島の仮面の塗料や技術を使って、
射影帰の部品づくり、とりわけフィルムを作るヒントを得たとしている。

射影機は麻生記念室に置いてあるが、
本当に文献にあるような力があるのなら、ぜひ見てみたいものだ。
 
 

零 月蝕の仮面 ファイル 絵の描かれた日記 一

絵の描かれた日記 一

おととい しゅじゅつを しました


しゅじゅつを したら
だめに なったひとが いた
だから いや でした


でも せんせいは
だいじょぶと いいました


しゅじゅつしてから
あたまの なかが まっかで
いたいくて いやです


かみのけも ぬけました
ないたら なみだに ちが まじりました


だけど ママも せんせいも
だいじょぶだ と いってくれました
あたまが まっかで とけそうです
いたい いやなの
とけると いいです
 
 

零 月蝕の仮面 ファイル 絵の描かれた日記 二

絵の描かれた日記 二

いやだって


    いったのに
  いたい

せんせい  また


あし た しゅじゅつ する


わたし


だめにした しゅじゅつ


    また しゅじゅつ


あた し また しゅじゅつする


あ たししゅじゅじゅ いや


     いたい しゅじゅじゅいや


いたいいた い しゅじゅじゅいたい


    いた い


いた い たの しいいいいしいね
たのしいた のしいねしいね い たい
し ぬのしねいしね  た  のしいね
  し ね いた い の の
  い しいしいし しね のし
  し ね  の いねし  い
  ね しいし ね  い  ね
      ね      ね
 
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